データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進し、官公庁、自治体、研究・教育機関をはじめ、 さまざまな公共分野のお客様をITの側面から支援してきた株式会社日立製作所 公共システム事業部。現在、SHIFTの取引先として統合型 ソフトウェアテスト管理ツール”CAT“を活用いただいております。インタビュー後編では、CATの強みやこれから期待することについてお伺いしました。

株式会社日立製作所 公共システム事業部
官公ソリューション第一本部 審判開発センタ

センタ長 瀬上 知範 様
主任技師 安藤 慎一郎 様、金澤 稔 様
技師   安田 篤史 様、今井 和紗 様

【前編】品質の高さをシビアに求められる公共案件にCATを導入
リアルタイムかつ正確な可視化が可能に


株式会社日立製作所 公共システム事業部
官公ソリューション第一本部 審判開発センタ

センタ長 瀬上 知範 様
主任技師 安藤 慎一郎 様、金澤 稔 様
技師   安田 篤史 様、今井 和紗 様

【前編】品質の高さをシビアに求められる公共案件にCATを導入
リアルタイムかつ正確な可視化が可能に


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「操作性」「カスタマイズ性」「リアルタイム性」の3つの強み


―CATの強みはどういったところだと思いますか?


「操作性」「カスタマイズ性」「リアルタイム性」の3つの強みがあると思います。

1つ目の「操作性」については、シンプルで見やすいテスト画面かつ、わかりやすいUIであること。実際、メンバーが初めて触ってから操作に慣れるまで約1か月とかなり早かったです。また、今回の案件のように大規模案件となるとそれなりのライセンス数が必要となるのですが、250を超えるライセンス数でもサクサク操作できストレスなく作業することができています。

2つ目は「カスタマイズ性」で、課題の種類やステータス、メンバーの役割など、課題管理のカスタマイズがしやすく、またチェックリストも細かく管理しやすいです。

3つ目は「リアルタイム性」です。メンバーの作業状況の把握はもちろんのこと、プロジェクト全体の進捗管理、障害の対応状況、リスクの分析など、すべてリアルタイムに確認することができます。進捗状況をお客様にレポートとして伝えやすいことも強みだと思います。



左より 日立製作所 安藤様、瀬上様
SHIFT CAT開発責任者 森川

―CAT導入後に変化したことはありますか?


CATを見るだけで、メンバー全員の進捗状況や成果をすぐ把握することができるので、案件の進捗管理はもちろんのこと、メンバーの評価もしやすくなりました。導入前に想定していた通りの効果が得られていることに大変満足しています。

また、弊社だけでなく世の中全体として感じていることですが、今の世の中、どんどん新たなツールが生まれていて、リアルタイムにすべて把握できることは、もはやあたりまえという時代です。テストについてもリアルタイム性が求められるので、テスト管理ツールを活用すること自体もあたりまえになってきていることは良い変化だと感じています。

仮に今、以前使っていた表計算ソフトのフォーマットを使って、昔のやり方でテストを進めてと言ったら、メンバーからはかなり反発があると思いますよ(笑)。こういったテスト管理ツールを活用する文化や、テストに対する姿勢を、CATを通じてSHIFTさんと一緒に作っていくことが、社内のテストに対する意識醸成にもつながったと感じています。


左より 日立製作所 今井様、安田様、金澤様

Redmineとの工程単位での連携強化
TDの活用、テスト自動化も視野に



―今後CATに期待することはありますか?


テストを行うメンバー目線の機能部分での話になってしまいますが、最初の構築フェーズの際に不具合の予定件数を入れることがあるのですが、今は手動で計算している形です。ここでアップロード&ダウンロードができるような機能があると、より便利になるなと感じています。また、Redmineとの連携部分で、今はプロジェクト単位で1:1でしか連携ができないと思うのですが、工程が複数ある場合に工程単位で連携できるようになると嬉しいです。

他のプロジェクトにおいても、CATを活用したテストは今後も続けていきたいと思っています。SHIFTさんの テスト設計支援ツール「TD」 の活用というのも視野に入れつつ、会社全体の品質保証部門としてもテスト自動化などにも取り組み、テストをより効率的に行うことを目指したいです。

*Redmineは、Jan Schulz-Hofen及びJean-Philippe Langの商標または登録商標です。




左より 日立製作所 今井様、安田様、安藤様、瀬上様、金澤様、SHIFT 石井、森川